煉獄のユリカ

製作者:PROJECT写楽

事故を境に少女ユリカの脳裏に覚えなき記憶が芽生える。
不気味なオブジェとして、無残な赤ん坊の姿として現われる記憶は、自らを自分と同じユリカと名乗り、彼女を追い詰める。
やがてユリカは自分に隠された戦慄すべき真実を知ることとなる (vector 掲載文引用)

                        

あらすじ

感想

プレイ時間は1〜2時間と、なかなかいい時間でした。

中身はと言うと、まずこの作品は背景写真は全て実写であって、その数はなんと300枚以上。
顔の表情が変わる瞬間まで写真で表現していて、とても作りこまれた作品でありました。
(実写という点では『街』というゲームも採用していますが、それの顔ふせverのような感じです(何回かは見えますが))

シナリオは、ホラー一色で、どんどん迫ってくる恐怖感、そして私自身の存在とは?という疑問など、とても読み応えのある作品でした。 
やり終えてから、もし自分がこうだったなら・・・と考えてしまう点も多々有り。

サウンドもとても場の雰囲気に合っていて、文に合わせて適した効果音が出る所が良かったです。

唯一惜しい点というのは、ツールの問題でしょうか・・・ この作品は『Yuuki Novel』で製作されています。
このツールは作品を作るのがとてつもなく簡単にできます。 僕も以前使用していました。

しかし、その代償に作品の製作自由度が効かない事と、ユーザーにとってもストーリーの読み飛ばしができないという事があります。

この作品の出来は、前者はたいして気にならないのですが、後者『読み飛ばし』に関しては多少イラっときます。
選択を誤ると、But end として終わってしまうので、また始める時に大変だからです。
(まぁ、途中でセーブしておかない僕が悪いのですが・・・)

という訳で、全体的に見ると、この作品はやる価値ありです。 他サイトでも、大変高い評価を受けています。

ぜひ、やってみましょう。

訂正
ベクターでフリー公開されている『煉獄のユリカ』の配信を諸事情により一時停止なさっているそうです。

容量:24.3MB

評価

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