街痛〜運命の導火線 (体験版)

製作者:多角的創作団体 猫ノ事ム所

作者HP

評価

概要

 『街痛〜運命の導火線〜』は、株式会社チュンソフトが1998年に発表したセガサターン用ソフト、
 サウンドノベルシリーズ第三弾である『街』(プレイステーション版では『街〜運命の交差点』)を
 オマージュしたノベルゲームです。

 虚構と現実と埼玉県・狭山市と入間市の狭間に存在するサヤマシティを舞台に、3人の主人公が
 織りなす3日間+αのドラマ。一見、何気なく思われた選択が、他の主人公の運命に大きく関わる
 ことがあります。

 ※本作は体験版であるため、1日目までしかプレイ出来ません!
  また、本編、体験版両方とも、シルエットモードのみとなっております。 ご了承下さい。
                                           (ゲーム付属ReadMe引用)

感想

僕は上で書いてあるチュンソフトより発売された、『街〜運命の交差点』をやった事があったので、
今回このゲームをやってみる事にしました。

まずこのゲームは吉里吉里2/KAG3という製作ツール(フリー)で作られているのですが、
このゲームの完成度はとてもそのような物で作られたとは思えないほど、素晴らしいシステムになっています。

ゲームをやる時に、いかにプレイヤーをイライラさせないようにするか・・・これはかなり重要なウエイトを
占めます。 どんなにストーリーが面白くても、機能が優れなければ、読むのがめんどくさくなるでしょう。

シナリオについてですが、この作品は3人の主人公の絡み合わせによって進んでいきます。

ちなみに絡み合わせというのは、『ザッピング』という機能によって、それぞれのシナリオを行き来する事です。

それぞれ、私立探偵 ・ ポエム製作 ・ ニートという話になっています。
体験版であるため、1日しかプレイできないのですが、そこまでの感想は、中々面白いです。 それぞれのキャラの特徴をうまく引き出していて、上手いところに選択肢が置いてあったりします。

そして、やはり『街』ならではのTip機能が魅力です。  Tip機能とは色付き文字が文章中に有り、それをクリックするとその語句についての詳細な解説を見る事ができます。
別に見なくとも、ストーリーにはたいして関係しないのですが、見るとつい笑ってしまう事が書いてあったりするので、見てしまいます。 

僕個人の意見では、もう少し違う方向性を持つ主人公をあと2人ほど増やしてほしかったです。
やはり、少し馴染みのない人達の内容という点がありまして・・・。

プレイ時間も体験版なら1〜2時間程で終わると思うので、もし以前『街』をプレイし、面白いなと思った人はぜひやるべきです。
そこで、気に入ったなら、本編を買ってみてやる。

やった事がない人もこの作品をやってみて、チュンソフトの『街』を買ってみるのもアリかも・・・

とにかく、完成度が半端無いので、ぜひやってみましょう! 

容量:233MB

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